アメブロで誹謗中傷さたら?記事の削除申請の手続きと法的措置の方法

  • 2018.08.21
アメブロで誹謗中傷さたら?記事の削除申請の手続きと法的措置の方法

アメブロとは?

 「アメブロ」とは、株式会社サイバーエージェントが運営する「Ameba」のうちのブログサービスです。2004年にサービスが開始されました。
 Amebaとは、ネットサービスのことで、ゲームや掲示板、ニュースサイトなどさまざまなメディアを展開し、そのサービスの一環としてブログが含まれます。

 国内の主要ブログサービスでシェア60%を占めるアメブロは、記事投稿数は月間で1千万件を超え、毎月10万人が新規でブログを開設。利用者は増加し続け、日本最大級のブログと言えます。

 利用者が書くブログのジャンルは多岐に渡り、グルメやファッション、レジャーなどの趣味に関することや婚活・妊娠・子育てなどの情報の掲載もあります。

 また、アメブロを店舗集客などのビジネスツールとして利用している人も多く、ユーザーは幅広い目的を持ってサイトを利用しているようです。

有名人が利用していることで知名度アップ!

 アメブロは、多くの芸能人やスポーツ選手などの有名人が利用していることでも知られています。

 現在では、歌舞伎俳優の市川海老蔵さん、元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さん、タレント辻希美さんなどのブログが人気を博しています。

 また、現代では芸能人がブログやSNSで発信した情報が、ネットニュースになるなど世間への影響力を持つサイトです。

アメブロでの迷惑行為

 アメブロは、無料で会員登録することで誰もがサービスを利用することが可能です。匿名で利用することができるため、気軽にブログを開設することができます。

 自分の考えや趣味や特技について情報発信を自由にできるサイトとしては有意義なものですが、一方で自由すぎるためにルールを無視するユーザーもいます。
 そのようなユーザーは、例えば以下のような内容のブログを更新しています。

他人が書いた文章や写真を勝手に使用

 他のサイトなどから勝手にコピーした文章や写真を、自分のブログに貼り付ける人がいます。いわゆる「コピペ」記事の生産です。

 ネット上に存在するほとんどの文章や写真、動画などは著作権がついています。したがって、勝手に‘コピペ’をすることは著作権違反となる可能性があります。

 著作権とは、小説や記事、写真や動画、音楽や絵画など思想または感情をもとに創作したものを著作物といい、それをつくった人に与えられる権利です。
 つまり、その権利を無視して勝手に著作物を使用することは禁じられています。

 この著作権は、多々ある法律の中でも、名前ばかりが知れ渡っていても内容が知られていない法律と言えるでしょう。したがって、違法と知らずに‘コピペ’をする人も多く存在することが実情です。

迷惑スパム(広告)

 迷惑スパムとは、受信者の意向を無視して大量に送られるメッセージのことです。

 アメブロにおいては、ブログのコメント欄にスパムメッセージを送られることが多く、不愉快に思うユーザーも少なくありません。
 スパムメッセージの内容は、商品販売の広告が多く、高額な商品の販売に結び付けられる危険性もあります。

 この他にも、近年社会問題視されているネット上で他人を誹謗中傷する行為も、アメブロ内で行われています。
 次項でお伝えします。

アメブロでの誹謗中傷

 誹謗中傷とは、他人のことを徹底的に悪く言うことです。

 例えば、下記のような文章は誹謗中傷に当たると考えられます。

■例文「○○会社の○○社長は暴力団と深くつながっている」

 アメブロは多数の人が利用し、さらにツイッターなどのSNSと連携できる機能があるため、ネット上での拡散力が大きいとされています。
 それを逆手に取って、個人的な恨みをブログで晴らそうとする人がいるようです。

 ネットが普及し、誹謗中傷問題が表面化する中、逮捕者も出てニュースになることがあります。
 他人をネット上で誹謗中傷することは法律違反になる可能性があります。
 以下で、どのような罪に触れるのかをご紹介します。

誹謗中傷はどの法律に違反する?

誹謗中傷を行うと、警察などの捜査機関に逮捕される可能性があります。
では、どの法律に違反して逮捕されるのでしょうか?

 前述した誹謗中傷の例文「○○会社のA社長は暴力団と深くつながっている」の場合、「暴力団」という非社会組織と関わりがあると書かれています。

 ただでさえ暴力団とつながりを持つ人に対して、良い印象を持つ人は少ないことでしょう。さらに、相手が暴力団と知っていて協力する行為は、現在の法律で禁止されています。

 このような例文の書込みは、○○会社のA社長の社会的な評価を下げる可能性があり、刑法230条で定める「名誉毀損罪」と該当する可能性があります。

 

アメブロに自分で記事の削除を申請する方法

 アメブロは、誹謗中傷などルールを破っているブログを見つけた場合、削除をサイト運営者のサイバーエージェントに求めることができます。
 以下、削除を求める手順をご紹介します。

①「お問い合わせ」をクリック!

 アメブロのトップ画面ページの右一番下方に設置されている「お問い合わせ」をクリックします。

②「権利者向け窓口」をクリック!

次に、「違反報告・通報」の項目にある、「権利者向け窓口」をクリックします。

③必要項目を入力

「権利者向け窓口」は、誹謗中傷などの被害を受けた本人に向けられています。

 以下の必要項目を入力してください。

●メールアドレス
 連絡が取れるあなたのメールアドレスを入力してください。

●サービス名(選択)
 誹謗中傷などの被害を受けたサービス名。アメブロなどです。

●あなたの権利が侵害されているページURL
 誹謗中傷などの被害を受けたページURLです。

●上記URLに記載されている侵害内容
 誹謗中傷などの被害内容を具体的に記入してください。
 例文: 「○○地域を縄張りとする暴力団と深い関わりを持っている」と書かれていますが、私は3ヶ月前に○○地域に引っ越してきたばかりなので、まだこの地域で深い人間関係は誰とも構築できていません。
 非社会組織の暴力団と深い関わりを持っているという書込みは、私の社会的評価をさげる内容で名誉毀損に該当すると考えられます。

●侵害されている権利
 誹謗中傷の場合、前述した「誹謗中傷した加害者が問われる罪」を参考に「名誉毀損」などを記入してください。
 文章や写真など著作物を無断で転載された場合は、「著作権の侵害」と記載してください。

●希望の対応(選択)
  「削除」「Amebaでの確認」のどちらかを選択してください。

●あなたの立場(選択)
 「本人」「代理人」のどちらかを選択してください。代理人は弁護士などの場合とされます。

●権利者であることを証明できるWEBページURL
 著作権侵害の場合、無断転載された著作物が自分のものであることが証明できるWEBページのURLを記載してください。

④最後に「この内容で送信する」をクリック

※ Amebaの会員の人はIDを、会員以外の人はIDを入力する必要はありません。

不明な点があれば「チャットで質問」できる!

 ②でお伝えした「権利者向けの窓口」のページ画面右下法に「チャットで質問」というボタンが設置されています。
 それをクリックすると、チャット形式で不明な点を質問することが可能です。

削除の判断は運営に側が判断

 上記では、Amebaのページから誹謗中傷などの被害を受けた本人が、自らで削除を依頼する手順をご紹介しました。
 この場合、ネット環境があれば気軽に削除の申請ができます。しかし、削除されるか否かの判断は、サイト運営者のサイバーエージェントに委ねられます。

 アメブロ運営者は、ブログから広告収入を得ています。そのため、記事を削除すると、その分の収入が減ることになります。
 そのことが理由となるかは定かではありませんが、アメブロは中々削除に応じてくれないことが現状です。

 では、どうしても削除して欲しいと願う場合、どのような行動が有効的に成るのでしょうか?

弁護士に依頼して削除申請する方法

 ブロクの削除を強く願う場合、弁護士に相談することは有効的な手段になると考えられます。

  弁護士と相談の上、裁判所にブログを削除する申し立てを行い、裁判所に削除の仮処分を下してもらう方法があります。
 この仮処分は法的な効力をもつため、アメブロ運営者のサイバーエージェントも対応することでしょう。

 また、弁護士に相談することで、匿名のため誰が書いたか不明なブログでも、筆者の特定ができる手続きを行うことも可能です。
 次項で詳細をお伝えします。

犯人を特定できる!!開示請求の手順と方法

 匿名で書かれているブログで誹謗中傷や著作権侵害などを受けた場合、「開示請求」という手続きで犯人を特定できる可能性があります。

 開示請求とは、相手が持っている情報を提示させる手続きのことです。
 その流れとしては、コンテンツプロッバイダであるアメブロの運営者(サイバーエージェント)に対して、IPアドレス(インターネット上の住所)、タイムスタンプ(投稿された日時)などの情報を求めます。

 次に、IPアドレスやタイムスタンプなど入手した情報を、インターネットプロバイダ(ネット回線会社:NTT、auなど)に照会し、犯人の氏名、住所などの個人情報の提示を請求します。

 注意点として、情報を求められたコンテンツプロバイダ、インターネットプロバイダにとっては顧客情報の提示を求められることになるため、拒むことがあります。
 拒まれた場合、裁判を起こして情報提示の仮処分を決定してもらう必要があります。

最後に

 人が多く集まる場所でトラブルが生じることは必然とも言えます。
 アメブロは、国内最大級のブログであるため、さまざまな人が利用することで問題は発生しやすい環境と捉えることができます。

 また、ネット上の誹謗中傷や著作権トラブルに関しては、ネットが普及してからのここ数年で表面化している問題のため、認識不足でルール違反をしている人も多いことが現状です。

 もし、アメブロで権利を侵害される被害に遭った場合、この記事でお伝えした削除方法や弁護士に相談してきでる裁判があるということを、参考に対応して頂けると幸いです。

参照元  https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=11706