YouTubeで著作権違反!投稿動画を削除する手順を紹介

  • 2019.05.28
YouTubeで著作権違反!投稿動画を削除する手順を紹介

世界中で利用されている動画共有サービス「YouTube」を一度は見たことがあるのではないでしょうか。

無料で誰もが利用でき、さまざまなジャンルの動画を投稿したり、視聴したりできることから人気のサイトです。しかし、自由が故に違法動画も存在します。

この記事では、YouTubeの動画削除についてお伝えします。

YouTubeとは?

YouTubeとは、世界最大の動画共有サイトです。米国・カルフォルニア州に本社があり、2005年公式にサービスが開始されました。2006年にはグーグル社に買収され、2007年に日本語版がスタートしています。
Youは「あなた」、Tubeは「ブラウン管(テレビ)」を指していて、ネット上のテレビのように楽しむことができます。

再生回数が多く、人気のある動画はテレビ番組などでも取り上げられることもあり、現在ではYouTubeから誕生する有名人も出てくるようになりました。

アップロードと視聴

YouTubeは、視聴のみであれば会員登録(ログイン)する必要もなく無料で見ることができます。

アップロードは、ログインする必要があります。しかし、匿名で会員登録することが可能です。
また、YouTubeに動画をアップロードすると、閲覧回数に応じて広告収入を得ることができます。そこで、最近では動画を制作してアップロードする「ユーチューバー」と言われる職業も存在しています。

YouTubeでの権利侵害

現在では、世界中の人々が利用し、ひとつのメディアとして身近な存在になっているYouTube。しかし、多くの人が自由に利用できることで、トラブルも発生しています。

YouTubeでどのようなトラブルが起きているのか、以下ご紹介します。

著作権の侵害

著作権とは、想像や感情で創作した小説、映画、音楽、絵画、ダンスなどを著作物と言い、その制作者が持つ権利を指します。この権利を持つ人のことを著作者と言います。

YouTubeでは、この著作権に関するトラブルが目立つことが現状です。著作物には、テレビやラジオ番組、コンサートやトークショー、講演なども含まれます。
例えば、テレビ番組を著作者に無断でYouTubeにアップロードすることは著作権違反になります。

この例の違反は、とても多く見受けられます。見逃したTV番組を無料で、好きな時に、好きな場所で見られることから人気があり、再生回数が伸びるため広告収入に繋がるからと考えられます。

最近のテレビ局やレコード会社とYouTubeの関係

テレビやラジオ番組、音楽をYouTubeに勝手にアップロードすることは違法です。そして、このような違法動画が蔓延っていることに対して、著作者である多くのテレビやラジオ局、レコード会社にとってYouTubeは天敵とも言える存在でした。

しかし、YouTubeは、掲載されると世界中の人々が視聴することができるというメリットがあり、爆発的な人気を得ているサイトとも言えます。それを目の当たりにして東京メトロポリタンテレビビジョン(TOKYO MXテレビ)は、YouTubeと提携し、公式チャンネルを開設。番組を配信して、ネットとも共存を図っています。

また、音楽業界でもYouTubeの人気に伴い、音楽やミュージックビデオに関する提携を行っているレコード会社も多く存在します。
レコード会社が、自社から発売されている音楽やミュージックビデオをYouTubeでも視聴できるようにしています。

肖像権の侵害

肖像権とは、他人から無断で写真や映像を撮影されたり、公開されたりしない権利のことです。

YouTubeでは、掲載されている動画の中に、自分が映り込んでいることで、動画投稿者とトラブルになることがあります。

この場合、投稿者に削除を求めることが可能ですが、閲覧数に応じて広告収入を得られることなどもあり、削除に応じてくれないケースもあります。

プライバシー権の侵害

プライバシー権とは、私生活上の事柄を他人に公表されない権利のことです。例えば、リベンジポルノは、プライバシー権の侵害にあたります。

YouTubeで元恋人や元配偶者などの異性から、勝手に性的な動画を掲載されてトラブルになるケースがあり、社会的にも問題視されています。

名誉権の侵害

名誉とは、簡単に言うと「社会的な評判」のことです。人には、自分の名誉を守る権利あります。

例えば、YouTubeで社会的な評判を失うような誹謗中傷をされた場合、名誉権の侵害に該当する可能性があります。

YouTubeの削除方法

YouTubeは、掲載されている動画の違法などを理由に削除をサイト内から依頼することができます。

以下、YouTubeでのトラブルで一番目立つ「著作権侵害」を例にして、削除の手順をと紹介します。

①YouTubeにログインします。

②問題の動画の右下にある、 マークをクリックし、「報告」を選択します。

③「動画を報告」から該当する箇所を選択し、「次へ」をクリックします。
著作権侵害の場合、「権利侵害」を選択した後、「著作権の侵害」を選び、「次へ」をクリックします。

④「著作権を侵害したコンテンツに対する削除通知の送信」から、「著作権侵害に関する申し立てを送信」をクリックします。

⑥「著作権侵害 – 影響を受けた当事者」から該当する箇所をえらびます。
「自分」または「会社、組織、または顧客」のみが削除を通知できます。

⑦削除依頼者の氏名や住所、削除したい動画のURLなど詳細を記載して送信します。

削除依頼は弁護士に相談するとことが有効的な解決方法!?

前項では、被害を受けた本人がサイト内のフォームから削除を依頼する方法をご紹介しました。
この方法は比較的に簡単に無料で行うことができます。ですが、削除されるか否かの判断は、サイト管理者のYouTubeが判断となり、なかなか削除を実行してもらえないことが現状です。
YouTubeが削除を渋る理由のひとつに「表現の自由」があります。人々には、自由に物事を表現できる自由があるため、そう簡単に削除を行うことができないという考えがあります。

YouTubeで権利侵害の被害を受けている場合の有効的な解決法として、ネット上のトラブルに強い弁護士に相談するという方法があります。

「表現の自由」についての詳細はこちらをクリック!

弁護士に相談するメリット

ネットが普及したことに伴い、ネット上のトラブル解決を得意分野とする弁護士が存在します。
このような弁護士に相談することで、ネット上のトラブル解決のガイドラインともいえる「プロバイダ責任制限法」という法律に基づいて、法的な観点からトラブル解決を図ってくれるメリットがあります。

プロバイダ責任制限法では、サイト管理者やネット回線会社などの「プロバイダ等」に対して、削除依頼を「送信防止措置依頼書」と題した書面で申し立てることを認めています。場合によっては裁判で削除の仮処分を決定してもらうことも可能です。

また、SNSや掲示板、YouTubeは匿名で投稿ができますが、投稿者が本名を隠して掲載しても、プロバイダ等に対する「発信者情報開示請求」という手続きで、その人物を特定できる可能性があります。

削除の申し立て、投稿者の特定は法的な手続きとなり、場合によっては裁判に至るケースがあります。
そのため、弁護士に相談して行うことをオススメします。