『逆SEO』とは?被害を食い止めるための強力ストラテジー

  • 2017.09.21
『逆SEO』とは?被害を食い止めるための強力ストラテジー

「インターネット」があまりにも身近な存在になってしまったため、そこに潜む危険性に気づいていないインターネットユーザーは増加の一途を辿っています。
特に日本人は、スマートフォンやタブレット端末を所有する人が増え、インターネットが手軽になった分、危機感が薄らいでいます。
そんな日々の生活の中で、突然インターネットのトラブルが起きた時、または巻き込まれた時、どのように対処したらよいのでしょうか。

イチから始める『逆SEO』

『SEO』という言葉自体が浸透していない中で、『逆SEO』という単語はより耳慣れないと思います。「削除」に次ぐ『逆SEO』とは、一体何のことなのでしょうか。

SEO

Google等で何かを検索しようとすると、予測変換のような機能が立ち上がるのはご存知だと思います。その中で、上位に来るものほどサイトを閲覧してみよう、と思われませんか?
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索結果を100%思い通りにすることは出来ませんが、サイトの内容や構成、リンクの充実、一定の更新頻度を保つこと等で、検索エンジン(ここではGoogle)側から、これは有意義なサイトだから、上位に表示させよう、という判断をしてもらうための工夫です。

逆SEO

そこで『逆SEO』ですが、こちらは、SEOの手法を逆手にとって、見られたくないけれど削除出来なかった(しなかった)サイトを相対的に検索の下位に表示させようとする手法です。

逆SEOの注意点

問題のサイトをわざと下位に表示させようとしたとしても、そのサイトに対して何か直接的な働きかけが出来るわけではありません。
仮にそのサイトを改変すると、不正アクセスをしたとして、不正アクセス禁止法違反になってしまうのが注意していただきたいポイントです。

ノートパソコン

逆SEOの6つの方法

では、『逆SEO』を遂行するには、どうしたらよいのでしょうか。6つ、ご紹介します。

① あるキーワードで、問題のページよりも上位に表示されるようなページを大量生産し、順位を相対的に落とす
② コピーページ等低評価となるページを大量生産し、問題のページに大量の被リンクを貼ることで評価を下げ、順位を落とす
③ 問題のページのコピーページを大量生産し、検索エンジン(ここではGoogle)にスパムだと認識させて、順位を落とす
④ 問題のページをクラックして、ウィルスを仕込む
⑤ 問題のページを検索エンジンに不正なサイトだと申請をして、削除してもらう
⑥ 問題のページのライバルに対して、優良な被リンクを貼り、該当ページの順位を相対的に落とす

書込みの直接削除

以上のような手法を取らずとも、もし問題のページを誰が投稿したのか、ということが分かれば、その人に直接削除依頼する、という手もあります。SNSには「メッセージ機能」がついていることが多いので、それを利用します。
その際、「弁護士・警察への相談も検討している」等と言うと効果的です。
しかし、誰が書込みをしているのかが、多くの場合分かりにくい、ということがインターネットの世界なのです。
やはり、『逆SEO』を取り入れる方が効果的なのでしょうか。

逆SEOの効果

『逆SEO』の方法をお伝えしましたが、6つの効果はどれほどのものなのでしょうか。
結論から申し上げると、日々進化する検索エンジンの評価法から鑑みると、

① 相当なコストがかかるうえ現実的ではない
② 落ちるか、上がるか、変わらないかが不明瞭
③ 同上
④ 大抵ウィルスのリンクには引っかからない
⑤ 問題のページが客観的に全うであれば影響は受けない
⑥ ライバルページに関連のある優良な被リンクは用意出来るのか

と、鳴かず飛ばずだということが分かります。個人では、よほど詳しくない限り、『逆SEO』で成果を出すのは難しそうです。

テクノロジー

逆SEO業者

『逆SEO』をサービスとして提供する業者もあります。とは言え『逆SEO』の難しさを考慮に入れると、何も出来ていない悪質な業者も少なくありません。
業者の見極めには、その業者の社名等を検索してみることです。なぜなら、“逆SEOが出来る”ということは、SEOの技術がしっかりしているということであり、せめて“自社サイトは上位に表示出来る”はずだからです。

風評被害・誹謗中傷対策業者

風評被害・誹謗中傷対策業者とは、誹謗中傷対策として『逆SEO』を行ったり、インターネット監視サービス等を提供するエージェントです。

インターネット監視サービス


これは、インターネット上で悪口等のネガティブな書込みがないかを監視してくれるシステムです。風評被害や誹謗中傷への対応は早いほどよいですし、被害も減少します。
そのため、このようなサービスを利用するのもよいでしょう。

非弁行為

ただ、「ネガティブなサイトを削除する」「書込みをした人物を特定する」と掲げている業者が少なくないのですが、そのような業者は、非弁行為という、違法行為を行っている可能性が高いです。

非弁行為
⇒弁護士法第72条では、弁護士でない者が報酬を得る目的で法律事件に関する法律事務を取り扱うことを禁止しています。つまり、弁護士登録をしていない者が権利義務等につていの争いやその他法律上の問題に関することを扱ってはなりません。(=非弁行為)
非弁行為は2年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられます。

突然の誹謗中傷

しかし、非弁行為を行っていない、風評被害・誹謗中傷対策業者が見つかると、とても心強いものがあります。繰り返しになりますが、風評被害・誹謗中傷によって損害を被った場合は、出来るだけ早く対処しなければならないからです。
書込みを放置しておくと、時に取り返しのつかない事態を招くことがあるのです。

ケース①個人の場合

インターネット上で中傷され、あることないことが書き込まれる、という被害に遭ったものの、放置している人がいました。
すると、サイトに住所や電話番号が書き込まれ、自宅・勤務先に商品が届いたり、電話がかかってくるようになったのです。
放置したことにより、肥大が拡大化した事例です。

ケース②法人の場合

法人の場合も、死活問題になりかねません。例えば売上が減少、会社の内部事情、社員しか知り得ない営業の方法が書き込まれました。
放置したことにより、金銭的な損害が生まれた事例です。

本

終わりに

インターネット上で誹謗中傷を受けた際には、「正当」な方法で解決するのがクリーンです。
しかし、インターネットの世界は非常に入り組んでおり、ウェブ関係に詳しくない人にとっては、どの手段も難しく感じられ、恐怖心すら覚えるでしょう。
例えば【SEOとは検索エンジン最適化サービスです】と言われて、「SEOが何か」が分かる人は稀有 ではないでしょうか。
インターネット業界は常に変わり続ける、生き物のようなものです。そんな最先端の分野には、近年頭角を現してきた「ITに強い弁護士」に相談することをおすすめします。というのも、弁護士によってはインターネット関連が得意な人、そうでない人がいるためです。後者の場合、不当に請求ばかり来て何も解決出来ない、ということが往々にしてあるようです。
弁護士選びにお迷い中の方は、以下のおすすめ弁護士に相談してみていただければと思います。