「ネットに強い弁護士」とは?誹謗中傷で弁護士に相談するメリット

  • 2019.10.23
「ネットに強い弁護士」とは?誹謗中傷で弁護士に相談するメリット

インターネットの誹謗中傷トラブルは、誰もが当事者になる可能性があります。匿名で書き込みができるなどの理由で安易に他人の悪口を書いたり、誹謗中傷の被害にあったりする可能性が高いと言えます。

この記事では、ネット上の誹謗中傷トラブルに直面した際、弁護士に相談することのメリットをご紹介します。

誹謗中傷による権利の侵害

はじめに、どのような誹謗中傷だと弁護士が必要になるのかを見てみましょう。
弁護士が必要になるのは、誹謗中傷をうけた人の権利が侵害されている場合です。

権利の侵害とは以下の4つが該当します。

・名誉毀損
・侮辱
・信用毀損
・プライバシー権の侵害

ひとつずつ以下の表で解説します。

定義
名誉毀損不特定多数の人が知り得る状況下で、他人の社会的評価を傷つける行為「〇〇会社の〇〇社長は暴力団と深い繋がりがある」

「あいつは不倫している」

「あいつは刑務所に入っていた」

侮辱公然の場で第三者の評判を落とす行為「あいつは頭が悪い」

「あいつは性格が〇〇だ」

信用毀損ウソの噂話を流したり、他人を欺いたり等、信用をなくすような行為「〇〇店で買った弁当に虫が入っていた」
プライバシー侵害公然の場で本人が公開したくない個人情報や私生活上の内容を公開する行為「〇〇の家は〇〇にある」

「〇〇は家で〇〇をしている」

もし以上の権利を侵害されている場合、弁護士に依頼をすると対処してくれるでしょう。

弁護士が出来る内容

弁護士に依頼をすると弁護士はどのようなことを対応してくれるのでしょうか。主に以下3つが挙げられます。

①誹謗中傷に関する書き込みの削除

弁護士に依頼をすると、書き込みが行われたサイトの管理者に対して削除の交渉を代行してくれます。
もし、サイト管理者が削除に応じない場合、弁護士が裁判所を介して交渉を進めてくれます。

②投稿者の身元の特定

掲示板やSNS等での匿名の書き込みは、投稿者を特定することが困難です。しかし、然るべき手段を採れば投稿者を特定することが可能です。

投稿者を特定するためには、サイト管理者やプロバイダ会社(インターネットへの接続サービスを提供する事業者)との交渉等を行わなければなりません。それを弁護士が代行してくれます。

③投稿者へ損害賠償請求

誹謗中傷が原因で損害が生じた場合、損害賠償請求を行うことが出来ます。損害賠償請求は、書類もしくは対面で交渉が進められます。
その交渉を弁護士が代理人として務めてくれます。

④刑事告訴する上でのサポート

誹謗中傷が先述した名誉毀損等の罪にふれる場合は、刑事罰に処することも可能です。そのための手続が刑事告訴です。
刑事告訴をするにあたっては、誹謗中傷を受けた事実を立証する証拠と告訴状を警察に提出する必要があります。
それらを弁護士がサポートしてくれます。

誹謗中傷は自分で対応するのが難しい

誹謗中傷について自身で対応するのは不可能ではありませんが困難です。
とういのも、誹謗中傷を解決するためには、まず問題の書き込みを消さなければなりません。その消す方法が専門的な知識や経験を要するのです。

弁護士費用の相場

では、ネット上の誹謗中傷問題を弁護士に依頼した場合、発生する費用はどれくらいなのでしょうか。

【費用①】誹謗中傷の削除依頼

誹謗中傷の削除依頼はおおよそ以下の費用が相場です。

■着手金(弁護士に依頼した際にかかる費用):5~10万円
■報奨金(書き込みを削除した際にかかる費用):5~10万円

但し、裁判所を介してサイトの管理会社に削除依頼をする場合は、以下のように費用が高くなります。

■着手金:約20万円
■報奨金:約15万円

【費用②】発信者情報開示請求

誹謗中傷をしている相手を特定する手段として発信者情報開示請求があります。サイトの管理会社やプロバイダに直接、交渉を行った場合、

■着手金:約5~10万円
■報奨金(身元の特定に成功した際にかかる費用):約15万円

が費用の相場です。但し、裁判所を介して身元の特定を行った場合の弁護士費用は、

■着手金:約20~30万円
■報奨金:約15~30万円

と割高になります。

【費用③】損害賠償請求

損害賠償請求は、投稿者と弁護士が直接相手と交渉する場合、

■着手金:約10万円
■報奨金:慰謝料の16%

が弁護士費用の相場です。但し、裁判所を通して損害賠償請求をする場合の弁護士費用は

■着手金:約20万円
■報奨金:慰謝料の16%

になります。

ネットに強い弁護士の紹介

ネットに強い弁護士はどのようにして探せばよいのでしょうか。
探し方のひとつとして、「日本弁護士連合会」(日弁連)の弁護士情報提供サービス「ひまわりサーチ」で弁護士検索を行うことができます。都道府県別に検索できるため、自宅から最寄りの弁護士を探すことができます。
(参照)
誹謗中傷の相談件数
「警察庁広報資料H29上半期情勢」
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/H29_kami_cyber_jousei.pdf

監修弁護士:杉山 雅浩(すぎやま まさひろ)

監修弁護士:杉山 雅浩(すぎやま まさひろ)
当事務所は事務員を介さず、弁護士と直接連絡を取れるシステムです。
切羽詰まっている依頼者様も多い中、弁護士の仕事が遅いのは致命的だと考えています。
電話、メール、LINEなどを駆使して何処に居ても迅速な対応が出来るように心掛けております。是非一度ご相談ください。
弁護士法人 Vスピリッツ法律事務所